インターネット講座でした

 先日、私たちが担当のインターネット講座がありました。中学校さんと合同の真面目な企画です。中学校の役員さんが中心になってやってくれました。全体としては何とかうまくいきました(^-^)

 講師は県警のサイバー対策課の方です。サイバー対策課の面白いところ。やりとりの通信は全て郵便です!郵便事故はあっても、サイバー攻撃の影響は受けませんね(^-^) PTA行事を狙うサイバー攻撃って、意味がわかりませんが(^^;

 

 講演会前半は、インターネット、特にSNSの危険性について分かりやすいお話がありました。犯人に狙われる危険性と、炎上で後々就職できなくなる危険性です。

 私の感想です。一つ目は、嫌な世の中だなと思いました。ナンパ避けで顔を出さないというのは、人の本能を考えると無難な選択だと思います。が、SNSを見ているのは彼女が欲しい男子学生ではなくて、犯罪予備軍の人。ターゲットを選んでいるのです。顔出ししてなくても、写真のGPSから位置情報を割り出して、家まで特定してくるそう。最近悪い事件も発覚していますからね。コワイコワイ(>_<)

 二つ目は、炎上。子ども時代の悪気ない失敗で炎上しても、大人になって取り消せないということです。例では、ホームランかどうかギリギリのボールを子どもがキャッチしちゃって、その写真をアップしたら炎上したそうです。まあ、その場で叩かれるのは仕方ないでしょう。でも、その子が猛反省して、マナーをキッチリ身につける大人に成長できれば、昔話ですよね。企業は炎上のブラックリストを作っているそうですが、炎上の理由が悪質でなければ、面接してから自社に合うか決めればいいんです。自由でクソガキっぽく見える子ども(失礼)は、大物になりそうな気配がします(^-^) 親は大変そうですが(^^;

 

 後半は、グループディスカッションでした。これは、よそのお宅の事情が聞けて大変よかったです(^-^) 

 どこのご家庭でも、子どもがゲームやスマホに依存しすぎないために、約束やらバトルやら繰り広げているようです。まあ、お客さんは教養委員の人か、意識の高い人なので、本当に平均的な家庭かどうかはわかりません(^^; それでも、ゲーム制限バトルは家だけじゃないという、変な安心感(^^; うちの子は、ゲームは1日1時間を目安にしないと、宿題・お手伝い・早寝が実現できません!

 講師の先生は、

スマホは遠慮なく取り上げてください。親がやると言ったらやるところを見せてください。」

と言っていたのですが、あるグループでは、

「10万もする機械を与えて、毎月料金もかかるのに、どこの家でも取り上げるとか壊すとか無駄!しかも、危険。規則で子どもはスマホ禁止にすべき。」

とまとめていました。バイクみたい(^^; グループディスカッションは良いですね(^-^) こんな意見があることが市に届けば(^^;

 

 最後にアンケートを書いて解散なのですが、今回の講師の先生はたいへん若々しく熱心な方で、集めたアンケートを全部読んで帰られました。親達の意見や雰囲気などいろいろ知りたいようです。先生のお陰で素晴らしい会になりました(^-^)

 

 今回残念だったところは、会場準備の時間に、会場に授業が入ってしまったところです。手続き上は教頭先生から先生各位への連絡が徹底していなかったということらしいです。

 でも問題はそこではないのです。学校のお手伝いをしましょうというコンセプトのPTA活動が、先生の負担を増やしていませんか?PTA活動のために、授業に制限がかかるって、間違っていませんか?しかも、不思議な圧力でやらされている会です。モヤモヤですよ。

 

 もう一つ残念なところ。他人事みたいに楽しんでいる教育委員会の人に、イラっとした態度を取ってしまいました。さらに、

「合同開催は良いでしょう!人手もたくさんいて分担できるし、予算もたくさん取れるし(^-^) 」

とかご機嫌で述べています。空想してないで、現場の意見を聞け!

 共同開催は、クジで外れたりジャンケンで負けた学校が担当します。話し合いでは、前年度やったとか、もう予定は全て決まっているとか、断る理由を持ち込んだ学校が優位です。うちも、来年度は断るかやりたいかって、委員長さんが今からアンケートしているくらいです。今回の分担は中学校さんに殆どやってもらったし、公演料は断られたし、中学校さんのメリットはあまりなかったように思えます。代表会議も出ないでお手紙を作った私としては、人数が多いし直接連絡取れない人もいるし、全体像を把握するのが大変でした(T_T)

 教育委員会の人も、いくら今年から担当の方とはいえ、教育委員会がPTAに強制している教育事業なのだから、お祭り気分では困ります。楽しいとか有意義なイベントだったかどうかを評価するのはお客さん。そして、ママ生活を楽しくすることが目的なら委員のポジションはボランティア。教育っていうのは、教育したい人が目的を掲げてやるものです。視察では現場の状況や教育の成果が目的に沿うか確認したり、目的をわかっていないメンバーを啓蒙したりすればいいのです。必要なら来年度は改善したり、拡大・縮小や打ち切りも提案して良いと思います。私立の校長ならきっとそうします。

 せっかく問題点を主張できるチャンスだったのに、手短にまとめていなくて伝えられませんでした。悔しい(>_<) よく考えておかないといけませんね。

 

 今回は、質疑応答の代わりにグループディスカッションの時間を作ったのですが、これは有効だなと感じました。ここで出た意見を、教育委員会で有効活用してもらえれば、真面目な企画はとても有意義です。せめて、子育ての当事者を把握しようとしていただければ。

 あるいは、教育委員会が学校教育の新しい企画を出したときに、各学校で議論して、修正案を集めるというのもありかもしれません。

 幼児教育の成果を調べる研究では、同じ経済状況の家庭の子どもを集めて、半分に幼児教育を施し、40年間追跡調査して、収入、持ち家率などから成果を評価したそうです。家庭教育学級は、将来地域に残る可能性の高い人達を集めているので、『教育』がうまく行けば市に貢献するはずです。どんな貢献をして欲しいのか、あるいはどんな貢献ができる人材がいるのか、毎回考えていてほしいです。納税者を増やすか、教育ボランティアを増やすか、老後の自立のために地域の知り合いを増やすか。

 年寄りの愚痴みたいですね(^^; 

 私は、何か意志のある人に協力する形が好きなのかな(^-^)